城跡散歩

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加藤嘉明と伊予松山城(愛媛県松山市)

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現存12天守の一つとして、愛媛の観光名所になっている松山城。

築城は加藤嘉明。同じ加藤でも、熊本城の加藤清正に対して知名度も低く、ちょっと地味なイメージがあります。清正同様賤ヶ岳の七本槍の一人で、朝鮮出兵でもそれなりに活躍したんですがね。


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築城主の知名度はさておき、個人的に非常に好きな城です。

本丸に至るまでの複雑な縄張り、数多く残された防衛のための櫓や仕掛け。さらに特徴的な連立式天守(天守が小天守や櫓で繋がって口の形を成している)。同じ連立式天守の姫路城に比べて小さめではありますが、何より大天守が突出して大きい姫路城よりもバランスが良く、松山市のシンボルとしてこれ以上の物は望めないと思えるほど、完成度が素晴らしいのです。


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城の麓に建つ加藤嘉明像。

20数年かけて築城するものの、あと一歩で完成というところで、藤堂高虎の推挙もあって会津へ移封。20万石から40万石へ加増されたのですが、関ヶ原以後、心血注いで築城したこの城に相当愛着があったか、「自分に40万石は大きすぎて治められない」と断ろうとしたとか。

高虎の推挙に嘉明の反応は、「余計なことしやがって」説と「仲悪かったのに推挙してくれて感激」説があり。でもやっぱりチクチクと造り続けて完成を楽しみにしていたら異動では、やはり余計なことしやがってじゃないですかね。


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本丸へはロープウェイとリフトで登城できますが、城好きであればぜひ二の丸の石段から徒歩で登って、往時の面影と風情を感じていただきたいものです。また天守や櫓もいろいろな角度から見ることで多彩な表情を感じ取れる、まさに名城と呼ぶにふさわしい城です。松山名物一六タルトもウマー。
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by utah_jazz12to32 | 2011-05-09 04:33 | 愛媛県の城跡

九州を中心に有名無名問わず、城跡の散策・撮影と歴史背景を探索


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