城跡散歩

rainbow75.exblog.jp ブログトップ

カテゴリ:山梨県の城跡( 2 )

甲斐風林火山紀行②甲府市内の武田家史跡

躑躅ヶ崎館跡を散策した後は甲府市内の武田家ゆかりの史跡巡りに。

b0162268_2028055.jpg

まずは信玄公墓所へ。地元の方でしょうか、年配の女性が丁寧に手入れされておられました。

b0162268_20293822.jpg

墓所は恵林寺や高野山にもありますが、ここは最初に埋葬された場所らしい。
掘り返してみたら実は信玄公を葬った所なんてわかったら、そりゃービビりますわな。

b0162268_20443276.jpg

続いて近くの円光院にある三条夫人(信玄公正室)墓所へ。
大河ドラマ「武田信玄」では悪妻っぽく、「風林火山」では比較的穏やかな女性にされていましたが、実像やいかに。快川和尚によると深い信仰心を持ち、梅の花に例えられるような美人だったとか。

b0162268_2105883.jpg

続いて四男勝頼公の菩提寺である法泉寺。
猛将ですが武田家を滅亡させたことで芳しくない評価も多い勝頼公ですが、新田次郎の「武田勝頼」を読むとどうしても同情的になってしまいますね。もし長篠で決戦に及んでいなければ、もし御館の乱で上杉につかなければ・・・。

b0162268_212221.jpg

駆け足で甲斐善光寺へ行ってから・・・。

b0162268_2153436.jpg

東光寺。妹婿の諏訪頼重を自害に追い込み、長男義信君も幽閉された上に死を迎えた場所です。

b0162268_2185481.jpg

二人のお墓は並んでいました。手前が頼重君、奥が義信君の墓石。
父を追い出し、跡継ぎを閉じ込めて死に追いやる業の深さ。戦国当主の精神的な苦悩やいかに。当時の人生50年というのもうなずけます。

信虎墓所、甲府城跡などまだまだ見たい所はあったのですが、日没までに市外の史跡を見に行かねばならず、ここで甲府脱出。うーん、駆け足で廻ったおかげでイマイチ印象が薄い史跡巡りとなってしまいました。
今度は余裕を持ったスケジュールを組んで再訪したいと思います。また来るぞ、甲府市!

あ、市外の史跡見てから夜にまた戻ってきたわ・・・。
[PR]
by utah_jazz12to32 | 2016-08-17 20:23 | 山梨県の城跡

甲斐風林火山紀行① 躑躅ヶ崎館跡(山梨県甲府市)

b0162268_20433242.jpg

前々より行きたいと思っていた信玄公詣で。
帰省のついでにようやく決行。隣の県とはいえど、甲府市まで車で約3時間。車でも疲れるのに、武田軍よくもまぁ静岡まで攻めてきたものです。まずは武田3代の本拠地躑躅ヶ崎館跡(現武田神社)へ。

b0162268_20514847.jpg

武田神社前には御一門衆でありながら徳川に寝返り、本能寺の変で土一揆勢にやられてしまった穴山梅雪の屋敷跡。新田次郎の「武田勝頼」を読んだ後では、どうにも悪い印象しかない武将。私的には武田二十四将から外したい人物です。周辺にも家臣の屋敷跡があるようですが、いかんせん日帰りで時間がありませんので今回はパス。

b0162268_216282.jpg

主郭は拝殿、神楽殿、宝物館など普通に神社となっていますが、敷地内には立派な土塁、水堀空堀、虎口など見所満載。館とはいえ、やはりそれなりの防御態勢はとっていたみたいですね。

b0162268_217178.jpg

大手門周辺の空堀の規模がすごい。信玄は城を持たなかったという話からてっきり防御設備などないただの屋敷だと思っていました。「人は城、人は石垣、人は堀」と言いましても、さすがに攻められちゃったらそうも言ってはいられません。

b0162268_21101542.jpg

土塁に石垣。通りかかったおじさんがこれが武田時代の石垣、こっちは江戸時代の石垣と教えてくれましたが、見た目では区別がつきませんでした。

b0162268_2193347.jpg

信玄の娘が生まれた時に産湯として使ったという姫の井戸。井戸から茶器が出てきたそうで、宝物館で展示してありました。

b0162268_2120233.jpg

一通り主郭を見てから外に。周辺は発掘調査後に公園化されています。ちなみに神社の入り口は大手門跡ではなく、昔の大手門はこちら。ここらは三日月堀跡が発掘されたり、家臣団の屋敷跡だったり往時は重要な地域だったようです。

b0162268_21223625.jpg

ぐるっと外を廻るとおそらくあれが要害山城跡。信玄公生誕の地と言われる場所なので、ぜひ登城したかったのですが、時間を考えて今回は泣く泣くスルー。

b0162268_21345615.jpg

要害山城跡を拝んでから立派な虎口を抜けて西曲輪へ。西曲輪は廃嫡されて悲劇的な最期を遂げる義信が館を構えていたとのこと。父は追放、長男は幽閉死。戦国大名家に親兄弟との争いはよくある話ですが、信玄公もなかなかに業が深い武将です。

b0162268_21491618.jpg

神社前のお土産屋さんには武田グッズがいっぱい。ゆるキャラ菱丸君。ひこにゃんみたいに有名になれるといいですね。甲斐犬をモチーフにしてかわいらしいですが、やはり元祖として赤備えにしてほしかったかな。

b0162268_21515686.jpg

掌サイズの風林火山軍旗を買いました。職場に置いておりますが、なかなか仕事は疾きこと風の如くとはいきません。たまに火の如く怒られますが。

歴史好きでない人にはただの神社。けれど四天王や山本勘助や板垣信方ら古参の有力家臣団が幾多のドラマを繰り広げ、信虎が築いてから滅亡に至るまで武田3代の盛衰の舞台になった躑躅ヶ崎館跡。時間を超えて彼らと同じ場所に立っていることは、本当に感慨深いものがありました。

次は甲府市内の武田家史跡をまわります。
[PR]
by utah_jazz12to32 | 2016-07-24 22:14 | 山梨県の城跡

九州を中心に有名無名問わず、城跡の散策・撮影と歴史背景を探索


by joe-un
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite