城跡散歩

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天領日田と丸山城跡(大分県日田市)

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江戸時代には天領(幕府の直轄地)で、東は豊後へ、西は筑後へと、交通の要衝としても栄えた大分県日田市。

全国的には無名の地方都市ですが、ムツゴロウこと作家の畑正憲さんは中学・高校時代をここ日田で過ごしました。あとは「ガンを防ぐことができる、アトピーにも効果がある(かもしれない)奇跡の水」とアンビリーバボーで紹介された「日田天領水」が有名といえば有名。
地元の人は全然飲んでいませんが。

丸山城は「関ヶ原で功のあった小川氏が築城」ということなのですが、関ヶ原に出た小川氏というと、西軍から東軍に寝返った小川祐忠のこと?功があったどころか、事前に約束もない寝返りで、合戦後は改易されたはずですが…。

どうも釈然としないので調べてみると、小川祐忠の息子の光氏が築城。そもそも小川氏が日田に大名として復帰できたのは「祐忠正室の実家一柳氏の奔走」だそうで、功どころか親の七光りというか、蛍大名というか。


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最初の画像にある堀と綺麗な切込接の石垣は後年(明治とも)の建築のようですが、登っていくと本丸跡と思われる付近に往時の野面石垣があり、小規模ながらなかなか見ごたえがあります。この石垣には全国的に珍しい丸い石が使われており、水郷日田だけに川原の石を使ったのでしょうと現地調査発表時に大学教授が話しておられました。確かに今まで丸い石垣というのは静岡の横須賀城跡しか見たことがありません。

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各曲輪はなかなか良好な状態で手入れされています。

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犬も連れて行きました。

城跡周辺は月隈公園として整備され、日田林工高校の敷地になっています。ちなみに今大人気の「進撃の巨人」の作者さんは、この高校のご出身だそうです。


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江戸時代の町割りを生かした「小京都」豆田町が観光のメイン。近くには学者広瀬淡窓が創立し、多くの門下生を輩出した私塾「咸宜園」跡も。淡窓町などの地名も残り、やきもの鑑定で有名な中島誠之助氏も著書を愛読したという、広瀬淡窓の功績が偲ばれます。

ゆるキャラブームにのって「淡窓さん」なるキャラも創ってしまいましたが、ぬらりひょんもどきにしか見えない残念な出来です。市民でさえなじみのないキャラを創るくらいなら、いっそ猫系キャラ「ひたにゃん」でも創って「ひこにゃん」のライバルとして売り出してみてはどうでしょうか。
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by utah_jazz12to32 | 2011-06-14 12:58 | 大分県の城跡

九州を中心に有名無名問わず、城跡の散策・撮影と歴史背景を探索


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